佐賀県鹿島市の文化財一覧

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鹿島市

鹿島市は佐賀県の南西部にある市で、水深の浅い有明海に面しています。その中でも「肥前鹿島干潟(ひぜんかしまひがた)」は、シギやチドリなど渡り鳥の重要な中継地及び越冬地として、2015年にラムサール条約(水鳥の生息地保全等を目指す国際条約)湿地に登録されました。 南側は佐賀県最高峰の経ヶ岳(標高1076m)をはじめ高い山が連なり、そこから流れ出る清流を生かした上質な米作りや酒造りが盛んです。 1600年代から1800年代にかけて将軍が国を治めた江戸時代に、この地を治めた鹿島鍋島藩(かしまなべしまはん)で「鹿島錦」と呼ばれる特産の伝統工芸品が生み出されました。金箔や銀箔を漆で和紙に貼り、細く切ったものを縦糸に、絹糸を横糸に使った上品な織物です。 また、日本三大稲荷の一つ「祐徳(ゆうとく)稲荷神社」には年間300万人もの参拝者が訪れます。3代鍋島藩主に嫁いだ後陽成(ごようぜい)天皇のひ孫が、1687年に開きました。 このように鹿島市は今も豊かな自然が残り、歴史と伝統が息づく見どころの多い町です。

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